春夏秋冬・潮・時合い…
いつ釣れば良いでしょうか?
魚毎にどの季節が良いか、どの日に行けば釣れやすいかについて説明します。
春夏秋冬
近郊で釣れる魚は200種類以上あり、ベストな時期、仕掛けなどさまざまです。
まずは「簡単な仕掛け」で「手軽に狙える魚」について説明します。
- アジ・サバ・イワシ 初夏~晩秋
何といっても手軽に狙えるのは、足場の良い堤防から「サビキ仕掛け」を入れるだけで良いアジ・サバ・イワシです。
回遊があれば、本当に簡単に釣れます。6月~11月と釣れる期間は長く、小さいサイズなら、から揚げにして頭から尻尾まで、大きいサイズなら刺身など、美味しく食べれるのも魅力です。
- サヨリ 夏~春先
サヨリは表層を群れで回遊してきます。回遊が見られたら堤防から「遠投カゴ釣り仕掛け」を投げて釣ります。
- カサゴ(ガシラ)秋~春
カサゴは年中釣れる魚です。冬は産卵のために岸に寄って来るので特に釣れる時期になります。堤防やテトラポットの間を「ブラクリ仕掛」けで狙ったり、藻や岩があるようなところに「ちょい投げ仕掛け」を投げ込んで釣ります。
- キス 春~秋
暖かい季節に砂浜で釣れる魚と言えばシロギスです。「ちょい投げ仕掛け」や「投げ釣り仕掛け」を使って釣れます。
ちょい投げではキス以外にもメゴチやベラ、ガシラなど色々な種類が釣れるのでより楽しめます。
- カレイ 秋~春先
寒い季節に砂浜で釣れる魚と言えばカレイです。大きい物は煮付、小さい物は唐揚げで食べると美味しいです。こちらもキスと同じく、「ちょい投げ仕掛け」や「投げ釣り仕掛け」で釣ります。
潮
海は地球の自転と月との位置の関係で海面が上がったり、下がったりします。一番海面が上がった時を満潮、一番下がった時を干潮と言います。概ね1日に2回、満潮と干潮があります。
満潮から干潮にかけて、あるいは、干潮から満潮にかけて、水の流れ(潮の流れ)が発生し、プランクトンや小エビなどが動きます。小魚はこれを餌にしているので一緒に動き、さらに、小魚を餌とする中型・大型の魚が動くことになり、魚の活性の高い状態になります。一般的には、潮の流れが止まった状態(潮止まり)から動き始める時が釣り易い時間帯とされています。
さらに海面の高さは月の満ち欠けによって変わってきます。満月や新月の時は海面が一番高く、上弦や 下弦の時には一番低くなります。月の満ち欠けは約30日で一周するので、月に2回海面の高い時期が来ます。この海面の高い時を大潮と言い、一番低い時を小潮と言います。大潮の時は満潮と干潮の海面の高さの差が大きいため、潮の流れが大きくなります。逆に小潮の時は海面の高さの差が小さいため、潮の流れも穏やかになります。
小潮から中潮に至るまではさらに呼び名が分かれていて、干満の差がなく潮が動かない時期を長潮、潮が動き始める時期を若潮と呼びます。
ここまで潮について説明しました。まとめると、大潮、中潮、若潮の時期で満潮から干潮に向かう、または、干潮から満潮に向かい始めるタイミングが釣れやすい期間になります。
時合い
1日の中で何時頃が釣れるのかと問われたら朝(朝マズメ)、夕方(夕マズメ)と答えます。
実際、このマズメの時間帯に魚の群れが動いているのを見たり、バタバタと回遊魚が釣れたりします。
朝は、植物性のプランクトンが光合成を行うために動き出し、それに合わせて魚が動く。夜は、夜行性の動物性プランクトンが動き出すのに合わせて魚が動くそうです。
昼間に全く釣れないということではなく、マズメが釣れ易いということになります。
Step2ここまでです。どの季節のいつ頃どんな魚が釣れるか分かったら次は、次は釣り場の種類についてStep3で理解しましょう。