STEP
釣りの心得
安全対策・暑さ対策・マナー…
安全対策・暑さ対策・マナー…
どんなことに注意して釣りをしたら良いでしょうか?
海を汚さない、地域に迷惑をかけないは勿論のこと、釣り人同士、自分の身を守るなど、異なる視点を含めた「心得」があります。これから釣りをはじめる方に向けて「心得」について説明します。
安全対策
- 落水
釣りは水際で行うため、落水や波にさらわれる危険があります。漁港・防波堤などの波止場は足場が高い事が多く、落水すると自力で這い上がる事が難しいです。また、テトラポット(波よけ石)は足元が不安定になるため、足を滑らす危険があります。さらに、渡し舟で堤防に渡る時にフラついて落水したという話はよく聞きます。
このような場所で釣りをする場合はライフジャケットを着用し、万一の場合に備えましょう。
参考までにライフジャケットは3000円ぐらいから売っており、腰に巻く動きやすいタイプもあります。 - 落雷
釣り場では竿(ロッド)が落雷のターゲットになります。雨天に関わらず、雲行きが怪しくなってきたら釣りを中断しましょう。以下、釣具メーカーの「がまかつ」からの引用です。
「落雷による感電事故に注意しましょう。カーボンロッドは避雷針のようなモノ。使用中、雷が発生したときは釣竿をただちに仕舞込むか、釣竿からすぐに離れるようにして下さい。」 - 後方確認
針やオモリが付いた仕掛けを投げた時、後ろにいる人にぶつけたり、針を引っ掛けたりしているところを見かけることがあります。釣りに行って、人に怪我を負わせては元も子もありません。必ず後方を確認してから仕掛けを投げるようにしましょう。
暑さ対策
- 水分補給
熱中症対策の水分補給は言うまでもないですね。店舗や自動販売機がない釣り場に行く場合はどのぐらいの時間釣りをするのかを見越して飲み物を持って行きましょう。日中に釣りをする場合は、お昼を食べに一度釣り場を離れて休憩するのも良いでしょう。 - 日焼け対策
季節・天候に関わらず、長時間釣り場にいると、知らないうちに日焼けをしています。特に夏場は首や耳の後ろ、額、腕などが日焼けします。首にタオルを巻く、帽子を被る、速乾性に優れた長袖のアンダーシャツを着るなど、肌が露出しない対策をしましょう。
マナー
- ゴミを出さない
釣り場で、餌が入っていた袋・切れた糸・使い終わった仕掛け・タバコの吸い殻などのゴミを良く見かけます。釣り場が汚れるだけでなく、海も汚れてしまいます。また、ゴミの匂いで周辺の住民に迷惑をかけ、釣り禁止になってしまうことも。
自分が出したゴミは必ず持ち帰り、可能な限り他の人が出したゴミも綺麗にすることを心掛けましょう。 - 隣の人への心配り
人気のある釣り場では、隣の人との距離が近くなりがちです。距離が近いと、自分の目の前に隣の人のウキが来て釣りができなかったり、魚がかかった時に隣の人と糸が絡まることになります。お互い気持ち良く釣りをすることが大切です。
先に釣りをしている人と人の間に入る場合は、十分な距離が取れそうか確認し、「ここで釣ってもいいですか?」など、一声掛けるようにしましょう。ウキ釣り・投げ釣り・ルアー釣りをする(先行者がしている)場合は10mぐらいの間隔をあけるのが無難です。複数人数で間に入る場合は人数×10mの間隔が取れるか確認しましょう。
Step1はここまでです。心の準備が整ったら、次はいつ釣れば良いかStep2で理解しましょう。